/ 1月 10, 2019/ 新着情報, 気功治療

先日、次のような質問を受けました。
AST気功で、免疫を強くするにはどうするのか?

気功というと、一般的になんとなく体に良いもの、気持ちが良いもの、などのイメージを持たれるようです。まして体に良いものなら、なんとなく免疫も上がるのでは、と連想してしまう人もいらっしゃるようです。
しかし、健康に関することを“なんとなく”の判断基準で済ませてしまうものほど危ないものはありません。そこで、免疫を上げるとはどういうことかと考えてみました。

食欲はあります。

まず、免疫が弱くなっているのでは、と自覚するような状態はどのようなものか、です。
例えば、
風邪を引きやすい、
関節の節々などに痛みが出る、
血圧が上がっている、
手足が冷たい、体温が下がる、
体がだるくなる、疲れやすくなる、
肩こりや頭痛がひどい、
食欲がなくなる、
胃腸の調子が悪い、
不眠になる、
うつ傾向になる、イライラする
など、いろいろあります。
これらの症状が一時的なものであれば気にも留めません。しかし、いつまで経ってもすっきりしないとか、度々不調になることが続けば、それが次第に本格的な病気へと繋がっていくこともあります。

AST気功は、そうなる前に、体の調子を整えることができます。
例えば、あ、このままほっとけば、本格的に風邪を引いてしまうかもしれない、と思うような時、お薬を飲んで、暖かくして早く休む、という予防があります。そのような予防の1つにAST気功があります。

疲れがひどい時や風邪を引きかけの時、あるいは体が冷えて仕方がない時は、一番に肺の施療をします。

しばし休憩。

肺というのは、免疫を最も必要とする臓器です。
なぜなら肺は、身体の細部に亘って新鮮な酸素を送るためのガス交換が行われる場所で、最も血管が密集しているところです。
口や鼻を通じて外界と接しているため、細菌やウイルスが侵入しやすい危険があります。万が一、細菌が入り込んでしまえば、血液やリンパを介して、全身へ一遍に広がってしまうからです。
通常、免疫が正常に働いている場合には、細菌が体内へ侵入しないように、2重、3重にも体内の防衛機構で守られています。口腔内では唾液によって、気管内では気管支の粘膜にある繊毛が、細菌やウイルスを体内侵入をストップします。
万が一、肺に入ったとしても、免疫細胞が手ぐすねを引いて待ち構えているからです。

AST気功の肺の施療では、そのような体内にある防御機能をバックアップする効果があります。

肺の血流を活性化して、酸素交換を促します。
肺の細胞(肺胞)そのものを活性化して、ミトコンドリアの活動を後押しします。
気管支の粘膜を丈夫にします。

肺の機能が活発になると、体に力がつきます。新鮮な酸素を十分に取り入れて、全身の細胞に行き渡ると、全身の代謝が上がります。代謝が上がることで、体温も上がります。体温1℃上がることで、体の免疫力は5倍とも6倍とも上がると言われるほどです。
AST気功では、細菌やウイルスを除去することはできませんが、体に備わる体内の防衛力、すなわち、免疫力を上げることで、細菌が様々な症状を引き起こさないように、未然に作用することができるのです。

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