Category Archives: 気功治療

痛みについて(1)

痛みについて(1)

気功施療を通じて日頃実感することは、慢性的な痛みや不快な症状を訴える患者さんの多くは、情動的な要因からくる痛みが大きいということです。情動的な痛みとは何かというと、痛みがこのまま続いていくのではないか、もう病気が治らないのではないか、といった痛みに伴う不安や恐怖、そこに過去の痛み経験などが引き出されて合わさり、痛みがより主観的、感情的なものになっている状態です。 実はこの情動的な側面を持つ痛みと、いわゆる障害を受けた箇所の痛みの強さや性質などを識別する感覚的な痛みは、脳で認識される場所は違うところにあります。つまり、情動的な痛みを脳に伝えるルートと感覚的な痛みを伝えるルート(伝導路と言います)は別物だからです。 しかし患者さん

Read More

気功の遠隔で家族のケアを!

気功の遠隔で家族のケアを!

丁度昨年の秋頃、母親の気功の遠隔を依頼されている息子さんから電話がありました。―最近母親の右手があまり動かなくなってきているようなのですが。 はじめてそのお母様にお会いしたのは新型感染症が本格的に広がる前の昨年2月初旬でした。御年90歳をゆうに超えられており、その一年前に体調を崩されてからはほとんど寝たきりの状態でした。もともとその方には基礎疾患はなかったこともあり、初めて対面気功をしてそろそろ帰宅しようとした時、突然自力で布団からスっと起き上がり、「ありがとうございました」とお声を掛けてくださったのにはさすがの息子さんもびっくり。「今、自分で起き上がりましたね。今まで自力では起きられなかったのに」。 その後遠隔を続けていく中

Read More

10月20日の気功治療会の報告から “全筋が落ちた”⁉

10月20日の気功治療会の報告から “全筋が落ちた”⁉

去る10月20日日曜日、久しぶり秋らしい爽やかな一日となりました。 秋晴れとは裏腹にこの時期、何となく体調が優れないと訴える方も少なくありません。体が重く感じたり、だるかったりして、テキパキからだを動かせないと感じる人も見られます。 肺は、大気から細菌や排気ガスや様々な化学物質などが空気と一緒に入ってくるところです。また体内の血液に酸素を取り込むために血液の出入りが活発なところです。そのため、体内に細菌などが入り込まないように、免疫機能が常にフル回転しています。ところが、この時期の乾燥した空気は、気管支や肺の湿り気を奪ってしまい、体内に細菌が入りやすくします。気管支や肺に負担を掛けやすく、風邪やインフルエンザになりやすい時期に

Read More

「気象病」と“秋”

「気象病」と“秋”

朝夕の冷え込みが激しくなり、すっかり秋のシーズンが到来です。 夏のジメジメした湿度の高い感じから、一変して空気がカラッと乾燥してきたことにお気づきですか?若い時分にはそれほど気にも留めなかったことでも、この時期のちょっとした変化が、意外にも日々の体調や健康に影響を与えることがあります。 乾燥した空気が体内に入ると、適度な湿度を保っている気管支や喉を乾燥させてしまうことになります。細菌が体内に入り込みやすくなり、風邪やインフルエンザの引き金となります。インフルエンザ菌は湿度のあるところでは生きていられないので乾燥は要注意です(インフルエンザは湿度が嫌い!2018年1月28日ブログより)。また、肌がカサカサと乾いて、痒くてかきむし

Read More

“気功の良好効果”って何ですか?

“気功の良好効果”って何ですか?

「気功でこの病気は治りますか?」というご質問をよく受けます。“治る”か、“治らない”か、の判断は、病院にお任せする領域なので、こちら側でお答えするものはありません。 しかし、質問の方向を少し変えていただいて、「気功で、どのような効果がありますか?」、あるいは、「どんな良好効果がありますか?」とお尋ねいただければ、お答えできることは多々あります。例えば、最近ぎっくり腰をしてしまった、痛みがなんとかならないか、という場合、じっくり一度施療することで、痛みが軽くなり、背筋が伸びるようになった、という実感を持たれるようです。 症状の程度や病気の種類によって、その変化の仕方もそれぞれあります。なんらかの原因による炎症による痛みの患者さん

Read More

7月の気功治療会の報告と気功治療会のご案内

7月の気功治療会の報告と気功治療会のご案内

AST大阪気功センターでは定期的に気功治療会を開催しています。 去る7月28日(日曜日)にも気功治療会が行われました。 ご参加された方は、糖尿病の予防のために、持病の腰痛のメイテナンスのために、あるいは、病気施療のために集中的に気功を受ける目的の方や、病気の後遺症の痛みで苦しんでおられる方などがお越しになられました。 施療形態は、患者さんはお洋服のままで、施療ベッドで小一時間横になっていただくだけです。あとは気功師が洋服の上に置いた施療布の上から気功施療を行ないます。 気功施療なので痛みはありません。 施療師が施療布の上を軽くゆっくりで撫でていきます。気功師の手から出る施療の気が症状のある箇所へ向かいます。 今年は梅雨明けした

Read More

6月23日の気功治療会の報告  痛みを感性で捉える

6月23日の気功治療会の報告 痛みを感性で捉える

去る23日に気功治療会が開催されました。 今回の気功師は、“お久しぶりです!”の面々で、京都や大阪でAST気功院を開いているメンバー達が集まってきました。 一方、気功施療を受けていただいたのは、大きな病気をお持ちの方だけでなく、AST気功を受けるのが初めてという方、先月の治療会に参加して良かったから今回もまたお越しくださった方、以前から気功に興味があり、一度受けてみたかったという方や、痛み止めを飲んでもなかなか痛みが取れないと悩んでおられる方たちなどでした。 皆さんに共通してみられるのが、痛みやだるさ、体の不調です。当センターには、病院で診断された病気からくる痛みで悩まれている方が一般的です。家庭では、日頃の使い痛みや、ストレ

Read More

平成最後の気功勉強会の報告

平成最後の気功勉強会の報告

令和の時代がいよいよ始まりました。 AST大阪気功センターでは、この4月28日の日曜日に平成最後の気功勉強会を開催しました。 当日は、プロとしてAST気功院を開業している人や、今はAST気功で家族ケアにいそしんでいるという人など、大阪周辺の気功師たちが集まりました。 ご参加された患者さんは、当気功センターのホームページやFacebookなどを見てAST気功に興味を持たれた方が、当日急きょご参加されたり、遠方からお越しいただいた方などもありました。今回は初めてAST気功施療を受けられるという方3人お越しいただきました。 患者さんの皆さんは、当初はどんな気功かと興味半分、不安半分?のような、少し緊張された面持ちでした。しかし、当日

Read More

日常で気功施療を活用しよう!

日常で気功施療を活用しよう!

私達夫婦は気功施療で生計を立てていますが、実は仕事で使う以上に日々の生活の中でAST気功を使うことがはるかに多い毎日です。 言い換えれば、AST気功が日々の生活にはなくてはならないものになっています。 例えば、急に頭痛が起きた時、 寝違いして首が急に回らなくなった時、 胃が何となくシクシクし出した時、 なんか風邪気味だなあと思った時、 腰に痛みが出た時、 肩コリで辛くなった時、 血圧が高くなった時、 パートナーのいびきが激しい時や睡眠中に無呼吸が起きている時、 精神的に落ち込んだ時やストレスでイライラしすぎている時、 遠方に住む両親の体調がすぐれないという連絡が入った時 などなど。 例を挙げれば切りがありません。 こんな日常茶

Read More

チリ、アカを取って捨てるとラクになる-目の場合-

チリ、アカを取って捨てるとラクになる-目の場合-

  今、日常生活では一日たりとも欠かせなくなったスマホやパソコンなどのOS機器。中には一時も欠かせない人も。そんな人を煩わせるのが、ドライアイです。 画面に集中しすぎるあまり、まばたきの回数が減ってしまって、目が乾燥してしまうからです。 最新の研究に、まばたきを我慢してドライアイをチェックするという報告がありました。平均12.4秒以上目を開けていられなければ、あなたはドライアイの可能性があるようです。一度時間を計って試してみてください。意外と12秒以上というのは長く感じる人が多いのでは。 気のチリ、アカ(マイナスの気)を取って捨てると 楽になる もっと取って捨てると      よく見える 更に取って捨てると 大きな目

Read More