/ 10月 8, 2018/ スタッフ日記, 新着情報

小さい頃、レンコンはお正月の食べ物だと思っていました。お重の中に楚々と、よそ行き顔で鎮座している真っ白い酢レンコンや、煮しめの中のニンジンやシイタケやタケノコともに、たくさんの穴をこちらに向けながら、ひとしきり存在感を醸し出しているレンコンです。
それがハスの花の地下の茎だと分かった時は、にわかには信じられませんでした。あのハスの花には、もっと姿形が凛々しいものであってほしかったのかもしれません。
さあ、これから秋から冬にかけてレンコンは旬を迎えます。
穴は先が見通せるという縁起を担いで、お正月料理には欠かせないものです。
実はレンコンは、たくさんの穴から酸素を吸って二酸化炭素を吐き出すという変わり野菜のようです。


しかし、その穴が気管支や喉、鼻に通じて炎症に効くと言われています。さらにレンコンに含まれるタンニンという成分が出血や腫れを抑えてくれます。
昔から、レンコンは喘息や咳止めのお薬として重宝されてきた所以です。
煮しめなどでねっとりするのは、でんぷん質によるもので、これが豊富で、造血作用もあります。さらにはビタミンCや食物繊維もあり、胃腸の調子もよくなります。

レンコンは不思議な食べ物で、酢が加わると、粘り気が取れて、シャキシャキとした食感に、煮物などになると、でんぷん質がねっとりした食感になります。

さて、我が家でも、この時期、妙にレンコンが食卓に上がる回数が増えてきます。
以前は酢レンコン、ヒジキレンコンやレンコンのきんぴらだけがレンコンの王道料理だと思っていました。
しかしすりおろしレンコンという料理法を知ってからというもの、手軽な上に、美味しくて、そのバリエーションの料理の数が多いこと!


しかも喉や気管支や、お腹にも良いとなると、今では手放すことができなくなりました。
レンコンはすりおろして火にかけるとモッチリします。それを利用して、豆腐と混ぜたハンバーグ、レンコン豆腐も美味しいですが、我が家のお薦めはレンコン餅です。
すりおろしたレンコンに米粉などと混ぜて、あとは焼く(本によっては揚げたりします)だけです。具にタマネギやサクラエビなど混ぜてもOK。それを鍋や、お味噌汁の具として浮かべるととても美味しいのです。
しかし、何といっても我が家のおススメNO1は、レンコン汁です。
だし汁にすりおろしたレンコンを入れて煮るだけです。ねっとりしたレンコン汁になります。そこに、お豆腐やシメジなどと入れるだけです。手軽にササッとできて、のどやお腹が温まる、我が家の冬の定番の料理です。

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