/ 12月 15, 2019/ 新着情報, 私の自己ケア・家族ケア

先日久しぶりに実家に顔を出しました。

公園の木々も、すっかり晩秋の趣です。

齢90歳近くなる父が、姉や妹の手助けを受けながら1人で元気に暮らしています。とは言え、片手片足が不自由なので、外出時は車椅子が必要です。しかし家の中では何かにつかまりながら、移動はいまだ自由です。三度三度の食事を1人でこしらえるのは言うまでもありません。姉が家の用事をするために週に何回かお泊りする日には、姉のためのの夕食から翌日のお弁当までシャンシャンと作ります。私が訪ねた時には持たせて帰れるようにと、たくさんのおかずやごはんまで作り置きしてくれています。頭はいたって冴えており、時事問題などを話し始めるとこちらも舌を巻くほどです。

父を捕まえては、せっせと治療。

父が脳血管障害で倒れて30年以上が経ちます。私が結婚して離れたところに住んでいるので、頻繁に父の様子を見に行くことができないということはやはり心配でした。何かできる事はないかと考えて、AST気功で遠隔を始めたのが20数年前です。以降、父は再発することなく、昨年、脳血管障害で倒れてから飲み続けていた血圧のお薬や血管保護のための薬などすべての薬が終了となりました。

その日もベッドに座ってTVを見ていたところをつかまえて足から気功を始めました。終日座っていると足の血流が悪くなり、むくみなどがやはり出てきます。この季節になると、足の冷えも気になります。たわいない話をしながら、気功を続けます。脚から足部の血流を促すように行ないます。足部に温かみが戻ってくるようになると、今度は腰部から背中にかけて気功を行ないます。腰背部の筋肉は長時間の座位姿勢で硬くなり、縮みやすくなっています。これらの筋肉が硬くなると、腰痛は勿論のこと、呼吸も浅くなります。肋骨下部から腰に付いている腰方形筋という筋肉が短縮すると胸郭を拡げるのを妨げるからです。

次に背中です。特に背骨とその両脇に沿って施療を進めます。そこには自律神経が走っているところです。からだを丸めた姿勢を長時間取っていると、自律神経の血流が悪くなり硬くなります。神経も筋肉と同様柔軟性が必要です。同じ姿勢を続けることで、筋肉から筋肉を包む筋膜が硬くなると、その中やその下を通る神経まで血流が悪くなり硬くなってしまうのです。そうすると、さまざまな情報を伝える神経の伝達がうまくいかなくなっていきます。

また、年老いていくとどうしても交感神経系が優位になりがちです。同時に運動量が減り、からだの柔軟性がなくなると、背骨の両側を走る交感神経の情報伝達が次第に滞っていきます。からだが不自由でからだを自由に動かすことができないような場合、背骨を含む両側を丁寧に気功することで、自律神経に働きかけていくのです。気功で、背骨の柔軟性を取り戻すことで、自律神経の血流も回復して自律神経系のバランスが取りやすくなります。

最後はいわゆる肩こりの原因となる肩甲骨周辺を含む肩の付け根辺りに進めていきます。本来は頸部から後頭部、そして頭全体にまで気功の施療範囲を進めればよいのですが、その日は座位姿勢のままだったので、肩周辺までの気功で終了となりました。

その間父は気持ちよいのか、終始うつらうつらしていました。

今日はとっても気持ちよさそうですね。

気功を終った後、父が定例の血圧を測りました。日頃は上の血圧が130~140、下の血圧が80~90mmHℊようですが、この日は上の血圧が117、下の血圧が67mmHℊまでに下がっていました。父は、「今日の血圧は低い、低い」とたいそう喜びましたが、今日の血圧が下がった理由を、気功とは思っていないようでしたが。

今姉の手助けはありますが、まがりなりにも1人で生活ができているのは父の、誰にも世話にならないという並々ならぬ決意と努力があってこそだと思います。同時にAST気功を20数年間続けてきたことから得られる手ごたえも私には実感としてあります。父の努力と、娘の日々の手助けとAST気功の三者がうまくはまったから今があり、どの1つも欠けては今を迎えることができなかったのだと思っています。

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