/ 10月 1, 2020/ AST気功便り, 新着情報

木陰で見つけた百日紅。6+

つい1,2週間前のこと、ある知り合いからSOSのメールが来ました。物を取ろうとして転びかけた。その際、どうやら足首を捻挫してしまったようだ。遠隔をお願いできないか、という主旨である。すぐに返信メールでOKをしたものの、思い直して、電話で様子をお尋ねすることにした。案の定、痛みで思うように動けない様子。捻挫した足は腫れていませんかと問うと、“そうい言えば痛みばかりに気を取られていてので、腫れて熱を持っているのに気が付かなかった”。では、湿布か何かで冷やしてくださいとお伝えする。
あいにく湿布薬は手元になく、氷で足首を冷やすのは難しそうなので、濡れタオルでもよいでしょうか?”
では豆腐はありませんか?と問うと、“絹ごしならあります”。
それならば、ということで、簡単に豆腐パスターの作り方を手短に説明して電話を切り、すぐに遠隔に取りかかった。

豆腐と気功⁉

こういう場合の遠隔は病院に行く前の応急処置として期待以上の働きをしてくれます。同時に物理的に足首を冷やすことで相乗効果が出てきます。
果たして、「翌日の朝には腫れも痛みもほとんど治まった。あれだけひどくぐねったのだから、一時はどうなることかと心配したけれど助かりました」、とお礼メールが届いた。追記に、《豆腐パスターがしっかり足首を包んでくれて熱ぼったいところを冷やしてくれたのでとてもよかったです》と添えてありました。
今回予想以上に良好効果があったのは、間髪入れずの遠隔と豆腐パスターの両方があったからです(気功師的には緊急の遠隔で助かりましたと言ってもらう方が施療冥利につきますが。。。)。おそらく、遠隔だけだったら、痛みや腫れの引きがもう少し長引いたかもしれません。あるいは豆腐パスターだけなら、腫れは引いても痛みが残っただろうと予想されます。気功ならばすぐ効果が出るのではと考えられる方が多いようですが、“気”を使うために肉体にその効果が表出するまでに時間的に遅延が出ることもあります。今回のように物理的に捻挫して大きく患部が腫れているような時はその腫れが消えるまでには時間的経過が必要です。また慢性的に患っている症状の場合などはやはりからだがよい方向へ向かうためにはからだが修正していくための時間が必要となります。
しかし、効果が即効性であれ、遅れてであれ、気の体がよい状態になれば、あとで肉体にいろんな形で良好効果として反映されてくるのがAST気功です。
今回の場合、遠隔はまずは足首の炎症(熱や腫れ)を取る目的で行ないます。今回同時に豆腐パスターで熱のある足首を冷やすことができたので、遠隔では次の段階に速やかに進めることができました。一時的に負荷が掛かって痛めた足首周囲の靭帯や腱などの保護を目的とした施療を行なうことで、腫れが引いた後に足首に後遺症ができるだけ残らないように進めることができたのです。そして翌朝捻挫した足に荷重をかけても痛みは多少残るもののなんとかいつもの生活に戻ることができたようです。

秋、ですね!

*我が家の豆腐パスターの作り方:
木綿豆腐を十分に水切りして小麦粉(片栗粉でも可能)を混ぜて耳たぶ位の柔らかさ(水が滴らないように)にします(ちなみに正規のやり方はおろししょうがを少々混ぜるようです)。ラップ(ガーゼでもよいがラップの方が後始末によい)にこの豆腐パスターを引き伸ばして、それを患部に巻きます。その上に手ぬぐいなどを巻いて固定します。この豆腐パスターは他にも用途はあるようですが、打撲して大きなたんこぶを作った時や捻挫のように腫れた時に我が家では重宝しています。

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