先日政府の専門家会議が定義した“生活様式の変容”を今後生活の中に取り入れていく必要があるというニュースがありました。行動を変革するには意識の変革、あるいは意識の切り替えが伴わないといけません。
今、ウイルスに感染しないためには、どんな行動を取るべきかという指針はネットやTV、新聞などあらゆる情報ルートを通じで広がり、今ではほとんど知らない人はいないのではないでしょうか。しかしそれはどちらかと言えば、身体の外からくるウイルスの侵入を防ぐべき提示です。もう一歩踏み込んで、身体の内からウイルスの侵入を防ぐという意識の切り替えがそろそろ出てきてもよいのではないか、と思うのです。
では身体の内からウイルスの侵入を防ぐ、にはどうしたらよいのか。私達がまず提案したいのは、自分のからだと対話するということです。
ちょっと、ネットを見ている手を休めて、自分のからだを感じてください。
肩が凝っているなあ、目がひどく凝っているなあ、背中がバンバンに凝っているなあ、下腹部がパンパンに張っているなあ、腰全体が重だるいなあ、など感じませんか。
気になる箇所を発見できたら、それに対して、じゃあ、ちょっとストレッチしてみようか、とか、肩を動かしてみようか、とか、気になる箇所をなんかケアしてみようという気が出てきませんか。例えば、不安で何もする気が起きない、なんかイライラしているという場合、そのマイナスの気持ちだけを先行させるのではなく、マイナスの気持ちに、からだを繋げてほしいと思います。するときっと、そのマイナスをプラスにするにはどうしたらよいのか、からだは教えてくれると思います。
先行き見えない今の状況で、精神的に、肉体的にも辛い状況を過していらっしゃる方が多いと思います。専門家会議の発表された言葉に「正しく恐れる」があります。気持ちとからだがきちんと繋がっていれば、内からもウイルスというマイナスを“NO”とシャットアウトできるのではないかと思います。
ぐっすり寝るためにやってみて!
おへそ中心に時計回りに優しくお腹をマッサージしてください。腸に空気が溜っていれば、ぷうっと膨れています。便が溜っているなら、少し硬いと感じる箇所もあります。鈍い痛みを感じる箇所もるかもしれません。決して力を入れず、やさしく撫でてください。お腹は自律神経が張り巡らされている箇所です。ゆっくり撫でることで、自律神経の緊張もほぐれていきます。これから就寝中に行なわれれる消化、吸収の大仕事のために腸と自律神経系の一糸乱れぬ協力体制は欠かせません。一日のストレスや緊張でまだ頭の興奮が治まりきれていない状態なら、なおのこと、お腹に縦横無尽に張り巡らされた自律神経とお腹にやさしくエールを送りましょう。お腹がリラックスしてくると、その情報が脳幹(視床下部)へ伝わります。視床下部が好刺激を受け取ると、そのプラス効果が不安をあおる扁桃体と呼ばれる部位にも伝わり、ゆっくりと頭の興奮が治まっていきます。
今日も一日ご苦労様でした。