/ 8月 12, 2024/ AST気功便り, 新着情報, 記事一覧

「腸脳相関」という言葉は、健康が気になる方であれば聞き覚えのある言葉ではないでしょうか。

いつもの散歩道に突然現れた、鮮やかな虹

脳腸相関とは、腸は24時間常に脳と自律神経系や内分泌系や免疫系を介してお互いにコミュニケーションを図りながら心身を調整しているといったことです。これが腸が「第2の脳」と呼ばれる所以です。腸脳相関において重要な役目を担っているのが、まさに腸内細菌叢(そう)です。腸の中には1000種類、1000兆個以上といわれる微生物が住んでおり、重量にしては1~1.5㎏といわれるから驚きです。腸や腸内細菌叢からの情報が体の各部位に送られる脳からの調整や指令に影響を与えているのです。まさに脳に対する腸の下剋上です!それだけでなく、心の在り方や意識、性格や感情などを形作る基盤として腸や腸内細菌の存在が無視できないということがわかってきました。

炎天下のサルスベリ

腸や腸内細菌(叢) がここ近年では日本人に多く増えてきているうつ病や、ストレスをはじめとする心の病、子供の発達障害や認知症、パーキンソン、アルツハイマー病などのリスクやあるいは要因の一つとして考えられています。日々の患者さんの施療を通じて見られるのは、便秘など腸の不調がある方はなんとなく慢性的な体の不調がだらだらと続くようです。パーキンソン病の方は便秘に悩まされることが多く、排便が出ない日には体の動きが鈍くなるようです。また不眠や寝つきが悪い方はやはりお腹の調子が万全とはいいがたいようです(実際には意外とそれに気がついていない方が多く見られますが)。

ASTの腸の施療は、ASTの気で腸に留まっているマイナスの気を取り除き、腸や腸の上皮細胞に血流を促し、ASTの筋力UP を計るという技術で対応しています。また神経線の気で腸管神経系や迷走神経など腸の機能を司る神経系の働きをより活性化する方向を働き掛けています。そしてこの腸内細菌にプラスの影響を与えるという課題については、「大腸のバランス」という意識でもって、腸内環境自体をその人にとってのプラスになる方向にASTの気を掛けていく挑戦が始まりました。それはヨーグルトを毎日食べて腸内環境を整えていくというような作用があります。

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