Category Archives: シリーズ・気を感じる

シリーズ 気を感じる⑸ 気は自由に放出するのではありません。明確な意識を持った時に気が発動するのです。

『絵は自由に描くのではありません。自由になるために絵を描くのです』*1。 これは三原色で絵を描く『キミコ方式』の創始者松本キミコさんの言葉です。私達夫婦は三原色の絵の教室に通い出して3年目になります。二人して、日々気功施療のことから一時も頭から離れることがありません。そこで気分転換を兼ねて始めた月1回のこの教室が、今ではすっかり楽しみの時間となっています。 絵の教室に参加する度に毎回何かしら小さな気付きや発見があります。それが巡り廻って、気功施療への新たな発見や問題解決のため糸口に繋がるから不思議です。 さてAST気功で使用する“施療の気”の1つに、“神経線の技法”と呼ばれるものがあります。文字通り、神経系に何かしらトラブルが

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シリーズ気を感じる⑷ 軟骨にまで意識を広げる

シリーズ気を感じる⑷ 軟骨にまで意識を広げる

気功は常に“意識”と連動している、と考えています。では“意識”とは何でしょうか?仮に今、誰かの視線を感じた、というようなシチュエーションを考えてみてください。この場合の“感じる”は、視線を“意識した”とも言い換えることができます。 何かを感じるには、そのための感覚を研ぎ澄ますことが必要となってきます。 例えば、数ミリ単位のねじを作る職人の方の指先は、おそらく練習に練習を積み重ね、血もにじむような鍛錬をされたことで、一寸の狂いを許さないセンサーを身に付けられたのではなかと思います。 感知させるもの、それが意識です。 つまり、“意識とは培うもの”、あるいは、学習して身に付けるものなのです。 ここで確認したいことは、意識は“イメージ

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シリーズ気を感じる(3) 気をセーブする

シリーズ気を感じる(3) 気をセーブする

前回“場の気を感じる”ことのお話をしました。 その時、居合わせた場の気と共鳴をして、気持ちよい流れに乗るということでした。今回はその反対で、共鳴したくない気の流れをセーブすることについてです。 実はAST気功に来られる方の中に、人ごみの中にいると、ひどい頭痛になるとか、胸がムカムカしてくるとか、胸がドキドキしてくるなど、という症状を訴える方が少なくありません。 ASTでは、自分の体の回りに気が回っていると考えています。 体調がよくて、心も体も充実している時は、体の回りの気も活性化しています。ところが、体調が良くなかったり、思い悩んでいる場合は、この気の廻りが停滞しています。 なんとなく体調がすぐれないような時に、大勢の人が共鳴

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シリーズ気を感じる(2)場の空気を感じる。

シリーズ気を感じる(2)場の空気を感じる。

月に1回、気分転換も踏まえて、3原色を使った絵の教室に通っています。 先日、絵の先生が次のようなお話をしてくださいました。 「同じ絵のクラスでも、全く雰囲気が変わってしまうことがあるんですね。 その時の生徒さんの雰囲気もあるでしょうけど。その場がスムーズに流れていく日もあれば、なぜか、思うように流れていかない日があります。」 皆さんにもそんな体験がありませんか? 何か催しなどの主宰をされたことがある方なら、きっと、その“スムーズに流れていく感じ”、あるいは“何かうまく流れていかない感じ”がお分かりだと思います。 私達は、それを“場の気”を感じると言います。 あの人が来ればいつも賑やかで楽しくなる、という人がいませんか? その人

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気を感じる(1)“おいしい顔”を探してみよう!

気を感じる(1)“おいしい顔”を探してみよう!

日々の生業に気功をしているおかげで、日常生活で便利なことが多々あります。 その1つに、スーパーなどで“おいしい顔”を発見する楽しみがあることです。 例えば、今果物コーナーでは、旬の梨や柿やリンゴやみかんなどで、盛りたくさんです! 梨1つにしても、種類は豊水、幸水、新高梨、20世紀梨など、どれもこれも美味しそうで目移りしそうです。どれを購入しようかと迷ったりしませんか? そんな時、“おいしい顔”を探すのです。 そんなに難しいことではありません。誰にでも簡単にできることです。 まず、梨なら、梨をじっと見ます。 どれが “おいしい顔”の梨かを探します。 美味しそうに見える顔、美味しいよ、とこちらに呼びかけていそうな顔を見つけるのです

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