今が旬の桃は、7月から9月が食べ頃とされています。『日本の七十二候を楽しむ―旧暦のある暮らし-』(東邦出版)によれば、八月の八日から十日は、八(は)九(く)十(とう)の語呂合わせから、白桃(はくとう)の日、と言うそうです。また日本の桃の元祖は岡山であるようです。 岡山の桃と言えば、果肉はまるで貴婦人の白肌のように柔らかく、甘くジューシイな果汁が口の中でほとばしります。上品な岡山の桃は今でも高価で、子供の頃から食べたいだけ食べられるフルーツではありませんでした。家族皆で大切に分け合って食べていた思い出があります。いつか思いっ切り食べたいものだと、心密かに誓ったものです。桃と言えば、岡山の桃しか知らなかったのですが、大人になり、同
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先ごろNHKで、熱中症の予防対策として「暑熱順化」ということが挙げられました。そこで放映されたのは、消防士の方達がこの猛暑の中激しい訓練をされている姿でした。見るからに分厚い耐熱服を装着して、酷暑に対応できる体づくりがその目的のようです。 あまりにも過酷すぎる情景に、ほぼ一日屋内で仕事をする私達には到底無理な話と、あ然としました。すると、画面が切り変わり、一般人でもできるという熱中症対策の話へ。そこでは、“できるだけ汗をかく”、ことが重要で、日中の熱くない時に体を動かすことや、熱めのお風呂に入ることなどが紹介されました。 “なるほど、これなら私達でもできる”、と胸を撫でおろしたのです。 そう言えば、“汗”で思い出したことがあり
ついこの間までモノトーンだった街が、今や桃色やクリーム色やピンク色の梅で彩り豊かな風景に変わりました。 自宅から職場まで自転車でわずか10分の通勤路で見つける春の色。あそこにも、ここにもある!と、一年の中で最もウキウキする時期です。 その姿はひっそりと、でも大きくて美しい容姿は、いくら塀で遮られているとは言え、隠すことはできない気品を醸し出しています。 その花の名はモクレン。一般的にはシモクレン(紫木蓮)を指すようです。花の外側は紫色で、その内側の白色と織り成すハーモニーが天に向かって開く、春の花です。今年はこのシモクレンの横に、『サンライズ・モクレン』が人知れず咲いているのに気が付きました。 その
2月25日の月曜日に、関西TVの『よーいドン!』で江坂駅周辺の中継がありました。 地下鉄御堂筋線江坂駅4番出口を出て左側に見える公園に向かっていくと、突如巨大な顔のオブジェ“リオちゃん”が出迎えてくれます。リオちゃんの産みの親は知る人ぞ知る岡本太郎氏です。ちなみにその道をまっすぐ行くと、TVでご紹介のあった「サクサク串カツ屋」さんです。 “リオちゃん”のいる豊津公園では、丁度梅の花も咲き始め、モクレンの蕾が日に日に膨らんできています。春はもうすぐですね。 そしてこの公園の道を挟んで当大阪気功センターの窓が見えます。 施療の合間には、当センターの窓から見える楽しく遊んでいる親子連れの姿で、とっても癒されています。 ところで、この
今年は年号も新たに変わる年です。 その時代の時々に応じて、日々変化していくものもあれば、柔軟に対応、調和していくもの、あるいは、その変化に抗おうするものなど、さまざまあります。 一見、変化していないように見えても、これから新しい時代が産み出していく風潮、パッション、思想などが、良きにしろ、悪しきにしろ、刺激となり、揺さぶりを掛けます。 その中で、常に、その時代に合ったものに変容、調和して、その時代を豊かに健全に導いていけるものが、これからの時代の先端を走ってほしいと望みます。 それらは決して、便利なもの、簡単なもの、すぐに手に入るもの、あるいは、新しいもの、新しい発見だけがそうであるものとは限りません。 古から伝わってきた言葉
我が家のベランダで寒風に吹きさらされて、出番を待つ大根。来年もおいしい沢庵になーれ! 公園の鴨たちも、ゆったりとお散歩。 近くの路地も好い眺めです。
最近おなかにやさしい米粉のパンが静かなブームを呼んでいます。パンが大好きな人でも小麦アレルギーを持っていることに気が付かない人が多いようです。世界的に有名なテニスプレイヤーのジャコビッチも完全なグルテンフリーの食生活に切り替えて今の活躍があると言われています。彼は重篤な小麦アレルギーだったそうです。米粉で作るパンは粘りが出にくいため、小麦グルテンを加えて膨らませないと、なかなかふんわりとしたものになりません。なので、市販の米粉のパンは、小麦グルテンが入っているので、完全な米粉パンとは言い難いのです。そこで、ゴパン(米からパンを作るホームベーカリー)を使って完全なる米のパンを作ることに密かに闘志を燃やしてきました。そしてついに、
小さい頃、レンコンはお正月の食べ物だと思っていました。お重の中に楚々と、よそ行き顔で鎮座している真っ白い酢レンコンや、煮しめの中のニンジンやシイタケやタケノコともに、たくさんの穴をこちらに向けながら、ひとしきり存在感を醸し出しているレンコンです。 それがハスの花の地下の茎だと分かった時は、にわかには信じられませんでした。あのハスの花には、もっと姿形が凛々しいものであってほしかったのかもしれません。 さあ、これから秋から冬にかけてレンコンは旬を迎えます。 穴は先が見通せるという縁起を担いで、お正月料理には欠かせないものです。 実はレンコンは、たくさんの穴から酸素を吸って二酸化炭素を吐き出すという変わり野菜のようです。 しかし、そ
葉付きニンジンのふりかけ この時期、葉付きのニンジンがよく手に入ります ニンジン葉はとても栄養が豊富です。 効用は、βカロテンが豊富で、抗発がん作用、 免疫アップの作用があります。 また、体内でビタミンAに変換されることから、 疲れ目に効果があり、 髪、粘膜や皮膚の健康などにも役立つようです。 また、ビタミンCや、ビタミンEを含むので、 抗酸化作用や活性酸素の除去にも、 動脈硬化や心筋梗塞などの予防、血行がよくなるなど、 なんともはや、力強いすぐれものです。 何とかして食したいと、 そのふさふさした柔らかい手触りの、 深緑のニンジン葉を見るたびに、思うのですが、 さて、どうしたものかと、その一方で躊躇してしまいます。 ニンジン
自宅近くのリンゴの木に、白い花が満開になりました。 リンゴの花のつぼみは、ほんのり紅をさした美人さん。 写真ではお届けできないのがとても残念なくらい、凛として、とても可愛らしいです。 来年こそはちゃんと写真をとってね。 実はこのリンゴの木、2月に投稿した”春が来た”に出てくる、メジロがリンゴの実をつついていた木です。 春を告げた後、あのメジロは今頃どこを飛びまわっているのでしょうか? 北の方のリンゴ畑では、桜とリンゴの白い花で、彩り豊かな季節を迎えるのでしょうね。 仕事場への通勤もゆっくり回りを見ながら歩くと、心を和ましてくれる、花や鳥たちの出