先日、次のような質問を受けました。 AST気功で、免疫を強くするにはどうするのか? 気功というと、一般的になんとなく体に良いもの、気持ちが良いもの、などのイメージを持たれるようです。まして体に良いものなら、なんとなく免疫も上がるのでは、と連想してしまう人もいらっしゃるようです。 しかし、健康に関することを“なんとなく”の判断基準で済ませてしまうものほど危ないものはありません。そこで、免疫を上げるとはどういうことかと考えてみました。 まず、免疫が弱くなっているのでは、と自覚するような状態はどのようなものか、です。 例えば、 風邪を引きやすい、 関節の節々などに痛みが出る、 血圧が上がっている、 手足が冷たい、体温が下がる、 体が
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前回、親指の腱鞘炎をこじらせてしまった患者さんのお話をしました。その要因の1つに“ストレス”がありました。今回は、そのストレスに対してASTではどのように対応していくかをお話したいと思います。 通常、強い痛みがある場合や、痛みが慢性的に続く場合、まず考慮しなければいけないのが、精神的な要因です。痛みがストレスとなって、患者さんを精神的に追い込んでいる場合が少なからずあるからです。 ストレスが体に及ぼす影響は無視できません。ストレスが続くことより、副腎よりストレスホルモン(コルチゾール)が分泌され、ストレスに対して体は対処しようとします。 それが慢性になると、さすがに副腎は疲れてきます。ストレスホルモンの産生が追い付かなくなり、
ラインやメールは日常生活の中で欠かせないものです。その便利さとは裏腹に、メールなどのやりすぎで、“スマホ腱鞘炎”と呼ばれる症状が増えています。いわゆる“親指の腱鞘炎”のことで、『ドケルバン病』とも言います。 今のスマホは、以前の携帯に比べて、大きさも重さも大型化してきています。それを右手で持ちながら、長時間右の親指で文字を打つとなると、親指や手首にかなりの負荷が掛かることになります。 “スマホ腱鞘炎”は、ひと言でいうと、親指を伸ばしたり、外へ広げたりする短母指伸筋腱と長母指外転筋腱とその腱が通る腱鞘の炎症です。 『腱鞘』とは、手首の甲の母指側にあるトンネルのようなものです。その中に親指を動かす腱が通ることで、親指から逸脱しない
9月から10月にかけての季節の変わり目に、体調を急に崩される患者さんは少なくありません。 この時期、ブタクサによる季節性のアレルギー性鼻炎、夏から秋にかけて増えるダニや死ダニ、ハウスダストを吸い込むことによる通年性のアレルギー性鼻炎は突然やってきます。 そして今回のテーマである気管支喘息発作が起こりやすくなるのもこの時期です。 秋の空気は乾燥しているので要注意 秋は空気がとても乾燥して冷たくなっています。 通常、喉や気管支は、その粘膜表面に流れる粘液によって適度に潤いがあります。体内に入る外気は、鼻の中で適度な湿度と温度になって、喉、気管、肺の中へと入っていきます。 ところが、乾燥した冷たい空気が体内にいきなり入ってくると、喉
AST気功は、ひと言で言うと“治療の気”を使って、病気によって生じたからだの中にあるマイナス成分を取り除く施療法です。 実際には、症状のある箇所に、施療用の布を(服の上から)置きます。その上をゆっくりと、手で撫でながら、治療の気を患部に送ります。 これにより、“治療の気”が患部にあるマイナス成分を押し出してくるのを体の表面から取り除いていきます。 気功師は、症状のある体の箇所を洋服の上から触れるのですが、“治療の気”は肉体を介して“気のからだ”に送られます。 病院で治療する対象は“肉体”ですが、ASTの対象となるのは、“気のからだ”、ということです。 ASTでは、“肉体”と“気のからだ”は重なりあって互いに作用し
最近、某出版社の方とお話する機会がありました。 AST気功には、『病院治療と併用する』というモットーがあります。 私達にとっては、ごく当たり前のことですが、そこにとても興味を持たれたようです。 というのも、初めてお問い合わせていただいた方に、開口一番、病院に行かれましたか?とか、病院に行かれていないなら、まずは病院で診察を受けて診断してもらってください、などと、説明される民間療法は、AST気功クリニック以外では、あまりないのではないでしょうか? 患者さん側にしたら、ちょっとした症状を、自宅近くの民間療法で楽にしてもらえるなら、それに越したことはありません。病院で診察を受けるまでに、長い時間待たなければならないことを考えたら、サ
体の汚れを取るために、毎日お風呂に入る。 そこで、一日の疲れを取り、体を癒すことができる。 気分転換や、リラックスもできる。 ASTの自己ケアは、そんなお風呂のようである。 右手から出る気で、気を体の不調の箇所に送り、体の調子を整える。 体の緊張している箇所、痛みのある箇所、凝っている箇所を見つけては せっせとケアする。 面白いもので、やり出すと止まらない。 ここも、そこも、あそこも、ついでにケアしておこう。 そんな気分になる。 実は、リラックス効果や気分転換を図るには、家族ケアの方がもっとよい。 やはり、自分でやるより、誰かにやってもらう方が、数十倍も気持ちがよいのである。 家族の誰かが、ASTをやれるとなると、 ―ちょっと
。。。。。。もう1ヶ月前になってしまいましたが、 2018年6月7日(木)毎日新聞の夕刊に、 『術後7割 抗がん剤不要』 早期乳がん 再発程度変わらず 米研究チーム という小さな見出しのニュースが載りました。 早期乳がんの方で、術後、再発の可能性の恐れが“低い”と判定された方だけでなく、“中等度”と判定された方でも、抗がん剤による化学療法は不要である。 ホルモン療法だけで十分だという報告でした。 このような判定を受けるのは、早期乳がん患者さんの7割をも占めるそうです。 今回の結果は、必ずしも再発の恐れが高くない場合でも、『念の為』ということで、化学療法を併用してきた従来の治療法の選択に、大いに役立つだろうと記されていました。
夏の元気を取り戻そう! 8月12日(日曜日) 体の集中ケア、開催します! あなたの体の芯のコリや辛い痛みや、ストレスを、 ASTの気で、 取れる実感を、味わってください。 手の優しさから、 本当のリラックスを、感じてください。 気の奥深さを、 心と体で、思い出してください。 あなたの中にある自然治癒力を、見つけるよい機会です。 人体には癒す力があることを、実感していただけたらと思います。 気楽にご参加ください。 日時:8月12日(日曜日) 会場:AST大阪気功センター 江坂本院 施療時間: (1)10時~11時 (2)11時10分~12時10分 (3)13時~14時 (4)14時10分~15時10分 *12時10分~12時50
7月自己ケアコース開催のご案内 いよいよ京都では、祇園祭りムードが一気に漂い始めた頃でしょうか。その起源は、平安時代、京の町で大流行して、多くの死者を出した疾病を退散するために始まったとされています。 疾病退散するとは、面白い表現ですが、当時は、御霊信仰(ごりょうしんこう)の時代で、御霊の怒りを鎮めるために、『神泉苑』に鉾を立て、神輿を奉納し、儀式が行われたのです。 さて、こちら現在では、この7月に疾病退散させたいのは、細菌による食中毒や熱中症です。また、クーラーの冷え過ぎや冷たい物の取り過ぎで、体調を崩してしまうことも。7月は免疫強化と体温調整のために、自律神経系のバランスを図るケアを目指します。 皆様のご参加をお待ちして