一年で最も華やかな時期がやってきました。当センター裏の公園の白白蓮は、まるで雪の花が青空に向かっていっせいに舞い上がったかのような豪華さです 。街のあちらこちらに見える淡いピンク色は桜です。一雨ごとに満開へ近づいていくようです。個々のお家の門先に咲いている黄色の水仙も紫や赤や黄色のパンジーやマーガレット、少しクリームがかった深見のピンク色のボケの花たち。春はやはり心躍る時期です。とは言え自粛ムードは続いていいます。ちなみに今年もお花見の自粛による経済効果の打撃も深刻のようです。 そんな日々の生活に一つ楽しみがあります。通勤の途中に出会うコギー犬です。家の門の柵を背にしていつも寝そべっているのですが、そこにはちゃんと理由があるよ
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例年なら、本格的な冬を迎える前の鮮やかな紅葉で心躍るひと時。 今年は仕事やお商売の形だけでなく、日常生活の在り方、休日や余暇の楽しみ方までもが新型感染症の影響で大きく変わらざるをえない状況になりました。 政府が勝負の3週間と位置付けた先の週末は、お出かけを近場の公園などで済ませた方も多かったのではないでしょうか。 さて、久しぶりに緑地公園へ紅葉を見つけに外に出て見ました。残念ながら赤や黄や茶など色とりどりとまでは言えないにしても、たくさんの秋の気配を感じることができました。道端に落ちているたくさんのどんぐり、池に向かって伸びている木の枝の上で、微動だにせず、しゃんと背筋を伸ばして佇んでいるサギ、池でのんびり泳いでいるカモの姿は
「これからウイルス感染症とどのように付き合っていくのか」、ということについて皆がそれぞれの立場で考えざるを得ない夏となりました。 “ウイルス”というと、なんやら得体のしれなくて、見えないけれど、死に至らしめることもある?漠然としたイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。私もその一人でしたが、先日そのイメージを明快に解きほぐしてくれた記事を見つけました。 詳細は「ウイルス感染症との向き合い方」(p96‐97季刊うかたまVOL59 2020 農文協)に譲りますが、この記事によると「ウイルスは、宿主の細胞の機能を借りて存続しており、生物に依存する寄生体」と記しています。ウイルスは実は生物ではなく、自分の遺伝子を複製して子孫
少しずつ街中に以前のような人の動きが見られるようになりました。ステイホームの要請中、それぞれが、今何ができるかを考えた期間であったのではないでしょうか。おうちでできるトレーニング、簡単で美味しくできる料理などの紹介も多々ありました。さて、この期間、我が家でハマったのがレモンマーマレード作りです。 すでにご存じの方もいらっしょると思いますが、今や“空前のレモンブーム”と言われています。レモンを使った様々なお菓子やレモン缶チューハイ、レモンサワー、レモン水、レモンのサイダーなどの飲料水からお酒に始まり、レモンの清涼感効果を狙ったデオドランド関連の商品まで多種多様な分野でレモン商品が発売されています。中でも興味深いのは、このレモンブ
今年の夏は暑さ対策と感染拡大の防止のためにこの2つをどのように舵取っていくかがテーマになりそうです。 マスク着用で熱中症に気を付けましょう、というニュースが最近頻繁に流れています。確かに日差しの強い中でのマスク着用は体感的にホントに暑い!屋内でも室温が上昇してくるとマスクを付けているのが不快になってきます。ジョギングなどスポーツをするとかなり辛いのではないでしょうか。サーモグラフィーで見ると、マスク着用で顔面周辺の温度はマスクなしに比べて瞬く間に高くなり、湿度も10%上昇するという報告があります。この夏スポーツメーカーなどはこぞって涼しいマスクを売り出す予定のようで、待ち遠しいこの頃です。 さて、“本当にマスク着用が熱中症のリ
先日政府の専門家会議が定義した“生活様式の変容”を今後生活の中に取り入れていく必要があるというニュースがありました。行動を変革するには意識の変革、あるいは意識の切り替えが伴わないといけません。 今、ウイルスに感染しないためには、どんな行動を取るべきかという指針はネットやTV、新聞などあらゆる情報ルートを通じで広がり、今ではほとんど知らない人はいないのではないでしょうか。しかしそれはどちらかと言えば、身体の外からくるウイルスの侵入を防ぐべき提示です。もう一歩踏み込んで、身体の内からウイルスの侵入を防ぐという意識の切り替えがそろそろ出てきてもよいのではないか、と思うのです。 では身体の内からウイルスの侵入を防ぐ、にはどうしたらよい
最近なんとなくイライラしてしまう、精神的に何か不安定、気分の落ち込みが多い、あるいは夜寝つきが悪い、などの症状が出てきたという方はいらっしゃいませんか? こんな時、だからこそ、自分のこころとからだを見つめてみませんか。ちょっと、手で自分の体の気になるところを触ってみてください。どうですか?改めて何か気が付くことがありませんか。 少し前の大相撲春場所を思い出してみてください。異例の無観客での開催のために当初は誰しもが静寂の寂しい取り組みを想像したのではないでしょうか。ところが始まってみればニュースでもちょっとした話題になりましたが、今まで聞こえてこなかったさまざまな音(それは力士への応援や歓声や人の雑踏でかき消されていただけなの
毎日新聞の“日曜プライムくらぶ”に連載されている“炉辺(ろへん)の風(かぜ)おと 秘(ひ)そやかに進んでいくこと”(梨木果歩作)を読むのが最近楽しみの1つである。 2月9日の連載で、“ナイティンゲールの医療の信念”についての記述があった。ナイティンゲールというと、皆が思い浮かべるような、野戦病院を回る天使ではない、実に実践的な哲学の人であると、梨木氏は述べている。果たしてその“皆”の1人こそ私であったので、その記述はある意味ショッキングであった。 “ナイティンゲールの医療の信念”は、 日常(患者の身の周りの世話)と科学(当時最新の衛生学など)と霊性(ケアの現場に「神の国」を実現する)の三位一体である(“炉辺の風おと秘(ひ)そや
令和2年目となりました。 今年はどんな年にしようかと、たくさんの希望や新たな目標を掲げて、新年を迎えられたことと思います。 私達は“今年こそは”、ということで、長年温めてきた『やり直し英語』を開始しました。 学生気分に戻ってパラパラと英単語本をめくっていた時、ふと大学の教官を思い出しました。 ―その大きな袋の中は何? えっ、自転車? それでどこに行くの? 駅で列車を待っていた時大学のゼミ指導の教官に偶然出会いました。 当時まだ病院で勤務しながら、夜間の外国語大学に通っていた頃で、有休を利用しての自転車での1人ツーリングに出かける時でした。 袋の中がツーリング用の自転車が折り畳んだものだとわかるや否や、 ―悪いけど、ちょっと中身
私の地元京都では、冬になると、あちこちの甘味処では“甘酒”の暖簾が掲げられます。底冷えする京都では、体の芯まで暖めてくれる甘くて、ショウガがピリッと効いた甘酒は、いわゆる「冬の定番の飲み物の1つ」、と信じていました。それが最近になって、それが大きな誤解だったことが分かりました。 甘酒は、平安時代にはすでに貴族たちの夏の飲料だったようです。江戸時代に入ると、厳しい夏の暑さで落ちた体力の回復や疲労を取るために、甘酒売りが現れました。甘酒は≪夏の風物詩》だったのです。 甘酒は、“飲む点滴”と言われるぐらい、ビタミンB群(B1、B2、B6、B12) 葉酸、パントテン酸、食物繊維、オリゴ糖、アルギニン、グルタミン酸などの必須アミノ酸やブ