Category Archives: スタッフ日記

私たちの生活とウイルスの関わり

私たちの生活とウイルスの関わり

「これからウイルス感染症とどのように付き合っていくのか」、ということについて皆がそれぞれの立場で考えざるを得ない夏となりました。 “ウイルス”というと、なんやら得体のしれなくて、見えないけれど、死に至らしめることもある?漠然としたイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。私もその一人でしたが、先日そのイメージを明快に解きほぐしてくれた記事を見つけました。 詳細は「ウイルス感染症との向き合い方」(p96‐97季刊うかたまVOL59 2020 農文協)に譲りますが、この記事によると「ウイルスは、宿主の細胞の機能を借りて存続しており、生物に依存する寄生体」と記しています。ウイルスは実は生物ではなく、自分の遺伝子を複製して子孫

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ステイホームで見つけた楽しみ ―レモンマーマレードー

ステイホームで見つけた楽しみ ―レモンマーマレードー

少しずつ街中に以前のような人の動きが見られるようになりました。ステイホームの要請中、それぞれが、今何ができるかを考えた期間であったのではないでしょうか。おうちでできるトレーニング、簡単で美味しくできる料理などの紹介も多々ありました。さて、この期間、我が家でハマったのがレモンマーマレード作りです。 すでにご存じの方もいらっしょると思いますが、今や“空前のレモンブーム”と言われています。レモンを使った様々なお菓子やレモン缶チューハイ、レモンサワー、レモン水、レモンのサイダーなどの飲料水からお酒に始まり、レモンの清涼感効果を狙ったデオドランド関連の商品まで多種多様な分野でレモン商品が発売されています。中でも興味深いのは、このレモンブ

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熱中症とマスクとお風呂

熱中症とマスクとお風呂

今年の夏は暑さ対策と感染拡大の防止のためにこの2つをどのように舵取っていくかがテーマになりそうです。 マスク着用で熱中症に気を付けましょう、というニュースが最近頻繁に流れています。確かに日差しの強い中でのマスク着用は体感的にホントに暑い!屋内でも室温が上昇してくるとマスクを付けているのが不快になってきます。ジョギングなどスポーツをするとかなり辛いのではないでしょうか。サーモグラフィーで見ると、マスク着用で顔面周辺の温度はマスクなしに比べて瞬く間に高くなり、湿度も10%上昇するという報告があります。この夏スポーツメーカーなどはこぞって涼しいマスクを売り出す予定のようで、待ち遠しいこの頃です。 さて、“本当にマスク着用が熱中症のリ

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ぐっすり眠れていますか?

ぐっすり眠れていますか?

先日政府の専門家会議が定義した“生活様式の変容”を今後生活の中に取り入れていく必要があるというニュースがありました。行動を変革するには意識の変革、あるいは意識の切り替えが伴わないといけません。 今、ウイルスに感染しないためには、どんな行動を取るべきかという指針はネットやTV、新聞などあらゆる情報ルートを通じで広がり、今ではほとんど知らない人はいないのではないでしょうか。しかしそれはどちらかと言えば、身体の外からくるウイルスの侵入を防ぐべき提示です。もう一歩踏み込んで、身体の内からウイルスの侵入を防ぐという意識の切り替えがそろそろ出てきてもよいのではないか、と思うのです。 では身体の内からウイルスの侵入を防ぐ、にはどうしたらよい

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自分のからだの癒す力を見つめてみませんか。

自分のからだの癒す力を見つめてみませんか。

最近なんとなくイライラしてしまう、精神的に何か不安定、気分の落ち込みが多い、あるいは夜寝つきが悪い、などの症状が出てきたという方はいらっしゃいませんか? こんな時、だからこそ、自分のこころとからだを見つめてみませんか。ちょっと、手で自分の体の気になるところを触ってみてください。どうですか?改めて何か気が付くことがありませんか。 少し前の大相撲春場所を思い出してみてください。異例の無観客での開催のために当初は誰しもが静寂の寂しい取り組みを想像したのではないでしょうか。ところが始まってみればニュースでもちょっとした話題になりましたが、今まで聞こえてこなかったさまざまな音(それは力士への応援や歓声や人の雑踏でかき消されていただけなの

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“からだのケア”とは何か。

“からだのケア”とは何か。

毎日新聞の“日曜プライムくらぶ”に連載されている“炉辺(ろへん)の風(かぜ)おと 秘(ひ)そやかに進んでいくこと”(梨木果歩作)を読むのが最近楽しみの1つである。 2月9日の連載で、“ナイティンゲールの医療の信念”についての記述があった。ナイティンゲールというと、皆が思い浮かべるような、野戦病院を回る天使ではない、実に実践的な哲学の人であると、梨木氏は述べている。果たしてその“皆”の1人こそ私であったので、その記述はある意味ショッキングであった。 “ナイティンゲールの医療の信念”は、 日常(患者の身の周りの世話)と科学(当時最新の衛生学など)と霊性(ケアの現場に「神の国」を実現する)の三位一体である(“炉辺の風おと秘(ひ)そや

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新年あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。

令和2年目となりました。 今年はどんな年にしようかと、たくさんの希望や新たな目標を掲げて、新年を迎えられたことと思います。 私達は“今年こそは”、ということで、長年温めてきた『やり直し英語』を開始しました。 学生気分に戻ってパラパラと英単語本をめくっていた時、ふと大学の教官を思い出しました。 ―その大きな袋の中は何? えっ、自転車? それでどこに行くの? 駅で列車を待っていた時大学のゼミ指導の教官に偶然出会いました。 当時まだ病院で勤務しながら、夜間の外国語大学に通っていた頃で、有休を利用しての自転車での1人ツーリングに出かける時でした。 袋の中がツーリング用の自転車が折り畳んだものだとわかるや否や、 ―悪いけど、ちょっと中身

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夏バテに甘酒一杯。私の選ぶ甘酒四種

夏バテに甘酒一杯。私の選ぶ甘酒四種

私の地元京都では、冬になると、あちこちの甘味処では“甘酒”の暖簾が掲げられます。底冷えする京都では、体の芯まで暖めてくれる甘くて、ショウガがピリッと効いた甘酒は、いわゆる「冬の定番の飲み物の1つ」、と信じていました。それが最近になって、それが大きな誤解だったことが分かりました。 甘酒は、平安時代にはすでに貴族たちの夏の飲料だったようです。江戸時代に入ると、厳しい夏の暑さで落ちた体力の回復や疲労を取るために、甘酒売りが現れました。甘酒は≪夏の風物詩》だったのです。 甘酒は、“飲む点滴”と言われるぐらい、ビタミンB群(B1、B2、B6、B12) 葉酸、パントテン酸、食物繊維、オリゴ糖、アルギニン、グルタミン酸などの必須アミノ酸やブ

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福島の桃『まどか』

福島の桃『まどか』

今が旬の桃は、7月から9月が食べ頃とされています。『日本の七十二候を楽しむ―旧暦のある暮らし-』(東邦出版)によれば、八月の八日から十日は、八(は)九(く)十(とう)の語呂合わせから、白桃(はくとう)の日、と言うそうです。また日本の桃の元祖は岡山であるようです。 岡山の桃と言えば、果肉はまるで貴婦人の白肌のように柔らかく、甘くジューシイな果汁が口の中でほとばしります。上品な岡山の桃は今でも高価で、子供の頃から食べたいだけ食べられるフルーツではありませんでした。家族皆で大切に分け合って食べていた思い出があります。いつか思いっ切り食べたいものだと、心密かに誓ったものです。桃と言えば、岡山の桃しか知らなかったのですが、大人になり、同

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熱中症対策と汗と気功

熱中症対策と汗と気功

先ごろNHKで、熱中症の予防対策として「暑熱順化」ということが挙げられました。そこで放映されたのは、消防士の方達がこの猛暑の中激しい訓練をされている姿でした。見るからに分厚い耐熱服を装着して、酷暑に対応できる体づくりがその目的のようです。 あまりにも過酷すぎる情景に、ほぼ一日屋内で仕事をする私達には到底無理な話と、あ然としました。すると、画面が切り変わり、一般人でもできるという熱中症対策の話へ。そこでは、“できるだけ汗をかく”、ことが重要で、日中の熱くない時に体を動かすことや、熱めのお風呂に入ることなどが紹介されました。 “なるほど、これなら私達でもできる”、と胸を撫でおろしたのです。 そう言えば、“汗”で思い出したことがあり

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