冬季オリンピックが始まりました。

冬季オリンピックが始まりました。

冬季オリンピックが始まりました。残念ながら諸手を上げてオリンピックムード、というにはまだまだ国内外の情勢が許さないようです。 そんな中、春の訪れは日々近づいています。緑地公園の梅林で見つけた赤と白の小さな花とふっくらと膨らんだつぼみ。幾重にも重なった花びらはなぜだか十二単を彷彿させます。   まだまだ寒気が迫る中、けなげにも花開く凛としたその佇まいは、春を迎えるためにすべてを抱擁してくれる気がします。 そこにはオリンピックとはまたひと味違う、喜びと静かな感動の空間が広がっていました。

新年おめでとうございます。

新年おめでとうございます。

今年もお願いいたします。本日2日は、大みそか、元旦とは打って変わり、大阪ではお天気に恵まれ青空がまぶしい日となりました。陽気に誘われて、外出されている方も多いのではないでしょうか。 先日TVで各種多様な職種のその道の知識人たちの討論会がありました。新型感染症が始まって以来、世界中を巻き込んで、今なお苦心している感染症対策とそれに関わる経済、社会構造の問題について、熱き議論の応酬のバトルに思わず釘付けになりました。残念ながら、その内容はかなり専門的な話にまで及んだこともあり、こちらの理解が及ばないところが多々ありました。その中で、新型感染症によって、経済をさらに低迷にさせてきた大きな理由の一つに、“不安”あるいは“不安感”が挙げ

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健康と精神的免疫

健康と精神的免疫

病気や様々な症状が始まるきっかけとなる引き金の多くはストレスです。身近なところではうつ症状や不安症状や不眠や、あるいは片頭痛や不整脈や生活習慣病の代表格である糖尿病などもストレスが挙げられます。 このような症状が始まったのは何かきっかけがあつたのですか?という問いに、たいていの方は最近ストレスばかりで、とお答えされる患者さんが多くいらっしゃいます。しかし患者さんが意図される“ストレス”とは、単なく生活環境からのストレスであったり、ハードワークのような肉体的ストレス、あるいは騒音や排気ガスや大気汚染などの機械的、化学的な刺激によるストレスなど直接的なものとは違うようです。いわゆる職場や家庭で受ける“精神的な苦痛”を“ストレス”と

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日本人半世紀ぶりの快挙 ショパン国際コンクール

日本人半世紀ぶりの快挙 ショパン国際コンクール

先日の日本人半世紀ぶりの快挙となったショパン国際コンクールに反田恭平氏と小林愛実さん2人が入賞という報道は今の抑圧された社会に明るい希望の光となったように思います。 同時に新型感染症による社会構造の変革が今回のコンクールで遅れを取っていたクラッシック界にオンライン化を導入させることになりました。その結果、世界で40万~50万のファンが今回のコンクールの配信に熱狂したのです。もちろんその本選の様子をYouTubeで見て、とても感動した1人になりました。 ショパンの協奏曲第一番を繊細で優雅で、一糸乱れることなく柔らかくすべらかな10本の指で奏でていく様子に気が付くと食い入るように見入っていました。それぞれの解釈で表現しようとされた

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良くなるということ

良くなるということ

何回くらいでよくなりますか? これは気功施療のお問い合わせの時や初回の施療後に必ずと言ってよいほど受ける質問です。 その度にこちらも少し返答に躊躇してしまうことになります。 お辛い症状や痛みがすぐに改善できればよいですが、こちらに来られる方のほとんどが病院治療やいろいろな他の施療をやりつくされて思うような結果が出なかったために、当気功センターに来られるというケースが多いです。 その時来られる患者さんの状態によって、施療効果がどのように現れるかは様々です。 最近お見えになった帯状疱疹後神経痛の方は、病院治療とペインクリニックで激痛を乗り越えてこられました。あまりの痛さで死んだ方がましだとさえ思った時期もあったそうです。なんとか今

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おばさんパワー  三原色の絵画教室

おばさんパワー 三原色の絵画教室

半年ぶりにやっと三原色の絵画教室が開催されました。年明けてから今日までまん延防止等重点措置から非常事態宣言となり、再度まん延防止重点措置へと移行していく中、まるでその流れに並走するかのように教室の開催がその都度中止になったからです。 半年ぶりに開けたパレットには乾燥して硬くなってしまった絵具が点在したままです。三原色で描く絵は、赤、黄、青、そして白の絵具を取り交ぜて自然界にある色とりどりの色を生み出していきます。ちょっとした色の配合具合と水の含み加減で同じ赤色を出すのでもピンク色になったり、桃色になったり、オレンジになったり、そこにはその人しか生み出せない色の世界が広がっていきます。残念ながら初心者にはなかなか思うような色を作

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私の父

私の父

私の父は満91歳である。脳血管障害で倒れたのは今から約30年以上前である。つまり30年以上自宅で療養を強いられる毎日を過ごしてきたことになる。 表具師として一家5人の生活を支えていた父は、得意先も増え、老舗旅館などの掛け軸や屏風などを任されるまでになっていた。仕事も充実してきて、さあ、これからという矢先だった。結局病気の後遺症で左手足の麻痺が残り、表具職を引退した。そして長い長い自宅療法の生活が始まった。父は倒れてから一度も自分の病気について、あるいは自分の不自由な生活に対する恨みや愚痴を家族に漏らしたことはない。 当時私は理学療法士として、父の不自由な手足を少しでも取り戻そうと躍起になっていた。父もそうであった、と思う。父は

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免疫が上がるということ

免疫が上がるということ

新緑が眩しい季節となりました。残念ながら今年も、春の溢れんばかりの陽気を親しい人と楽しむことはしばしお預けとなりました。 さて、気功施療を始めてから、患者さんからしばしば受けるご質問の1つに、“免疫を上げるにはどうしたらよいですか?”というのがあります。 今まさに猛威を振るっている新型感染症の予防として免疫を上げたいものです。 “免疫を上げる”という言葉は、イコール“健康になる”ための非常に便利な代名詞のように使われていますが、実はそれだけではありません。どうやらそれを問いかける患者さんにとっては、“健康になる”ことで、今抱えている嫌なことや煩わしさなどがすべて消えてしまうに違いない、と、そんな願望を込めた一種の魔法の言葉のよ

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コギー犬

コギー犬

一年で最も華やかな時期がやってきました。当センター裏の公園の白白蓮は、まるで雪の花が青空に向かっていっせいに舞い上がったかのような豪華さです 。街のあちらこちらに見える淡いピンク色は桜です。一雨ごとに満開へ近づいていくようです。個々のお家の門先に咲いている黄色の水仙も紫や赤や黄色のパンジーやマーガレット、少しクリームがかった深見のピンク色のボケの花たち。春はやはり心躍る時期です。とは言え自粛ムードは続いていいます。ちなみに今年もお花見の自粛による経済効果の打撃も深刻のようです。 そんな日々の生活に一つ楽しみがあります。通勤の途中に出会うコギー犬です。家の門の柵を背にしていつも寝そべっているのですが、そこにはちゃんと理由があるよ

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気功の遠隔で家族のケアを!

気功の遠隔で家族のケアを!

丁度昨年の秋頃、母親の気功の遠隔を依頼されている息子さんから電話がありました。―最近母親の右手があまり動かなくなってきているようなのですが。 はじめてそのお母様にお会いしたのは新型感染症が本格的に広がる前の昨年2月初旬でした。御年90歳をゆうに超えられており、その一年前に体調を崩されてからはほとんど寝たきりの状態でした。もともとその方には基礎疾患はなかったこともあり、初めて対面気功をしてそろそろ帰宅しようとした時、突然自力で布団からスっと起き上がり、「ありがとうございました」とお声を掛けてくださったのにはさすがの息子さんもびっくり。「今、自分で起き上がりましたね。今まで自力では起きられなかったのに」。 その後遠隔を続けていく中

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